説明力を上げてスムーズに離婚しよう!

こんにちは、リコです。

日々離婚相談を受けていると、参考資料としてこれまでの経緯等を書いたものを事前に送ってくださったり、相談の際に持参してくださったりする方がいます。

うまくいかないのは説明力不足?

資料を作成してくださるのはすごくありがたいんですが、ごく一部、

私の心の声
私の心の声

うわぁ〜。。。読みたくない。。。

と思うような資料を作成される方がいまして。

どのような資料なのかというと、こんな感じ。

文字の大きさ

通常、ワード文書の初期設定では、フォントサイズは10.5ptに設定されていますよね。

そして、弁護士が作成する書面=裁判所に提出する書面は、12ptが標準です。

ですが、うわぁっと思う資料は、たいてい8〜9ptなんですよ!

とにかく文字が小さい!

私はまだ老眼ではありませんが、

私

老眼だったら絶対読めないでしょ!

という感じ。

文章の形式

さらに文字が小さいだけでなく、

一切改行がない

んですよ。

字下げも改行も一切なし。

私

ズラーっと並んだ文字は、まるで何かの呪文のようです。

しかも、余白も狭いです。

裁判書面は、穴を開けて綴ることを想定してかなり余白を開けることが求められますが、これらの書面は、ファイリングしようとして穴を開ければ、確実に文字が見えなくなります。

文章の長さ

これまたとにかく長いんです。

考えてもみてください。とにかく文字が小さくて改行も一切なくて、なんなら余白もほとんどなくて、それでA4用紙2枚に両面ビッシリ、みたいな。

これ、12ptに直したら、一体書面何枚分になるのかと。。。

もう、中身がどうのこうの以前に、形式だけから、体が読むことを拒否するレベルです。

私

てゆーか、読み手のこと1ミリも考えてないですよね?

こういう資料を作成してくる人の訴え

まあでも、せっかく作成してきてくださったので、とりあえず読むじゃないですか。

で、ご相談内容を聞くわけですよ。

そうすると、たいていの場合、

相談者
相談者

相手が私と話すことを拒否するんです。

相談者
相談者

相手が全然話し合いに応じてくれないんです。

といった内容なんですよ。

・・・そりゃそうじゃない?

私

だって、何言いたいのか全然わからないですもの。。。

説明力を上げるためには

そんなわけで、おそらくこういった資料を作成してこられる方は、そもそも自分の意図を相手に説明したりすることが苦手で、それゆえまともにコミュニケーションが取れずに離婚しようと思うけど、コミュニケーションが取れないから離婚協議も思うようにできない、という状況なのではないかと思うのです。

説明力アップのオススメ動画

そこで、またまた私が尊敬するリベラルアーツ大学の両学長の動画をひとつご紹介します。

こちらの動画は、ビジネスシーンにおける説明力アップについてのものですが、夫婦間でも応用できるのではないかと思うんですよね。

説明力アップのポイント

上記動画で説明しているポイントは、次のとおりです。

聞き手のスタンスを整える

まずは、聞き手に話を聞いてもらえる環境・関係性作りが大切。

私

これができるくらいであれば、そもそも離婚問題に発展しない気もしますが。。。

少なくともこちらが感情的になってしまっては、相手も話を聞く気にはならないでしょうから、落ち着いて冷静に話せる環境を作ることは大事かと。

話し手としてのスキルアップ

話し手としてのスキルアップのためにすることは、以下の3つ

  1. 限界まで準備する
  2. 明るくハッキリと話す
  3. 目的を意識する

この動画はあくまでビジネスシーンを念頭に置いているので、そのまま夫婦間の離婚協議に当てはまるものではありませんが、

1については、どうやったら相手に伝わりやすくなるのかを考え抜いて、限界まで準備するということですよね。

この姿勢があれば、少なくとも弁護士に送ってくる資料の内容も上記のようにはならないと思います。

夫に離婚協議を持ちかける際にも、端的に、

  • 結論:離婚したい
  • 理由:①夫の浮気、②夫の借金、③夫の家事への非協力
  • 希望条件:養育費月◯万円、財産分与◯万円

と整理した上で伝えれば、感情的に怒鳴るよりも、よほど話が早いのではないでしょうか。

私

・・・それができれば苦労しない、という話にはなると思いますけど。

2についてですが、上記のような読みづらい資料を作成してくる方は、たいてい話し方もボソボソと弱々しくて、言ってしまえば、性格暗そうだな、という方が多いです。

離婚協議なので、明るくというのは難しくても、ハッキリと話すだけでも相手の反応は違ってくるかもしれません。

3についてですが、離婚協議の目的はあくまで「離婚に応じてもらうこと」ですよね。

夫婦間の離婚協議では、お互いに感情的な言い合いになってしまって、収拾がつかなくなるということが往々にしてあると思うのですが、この目的を忘れなければ、いたずらに感情的にならずに済むのではないでしょうか。

目指せ!円満離婚!

そんなわけで、

相手が落ち着いて自分の話を聞いてくれる環境を整えて、

離婚したい理由と希望条件を簡潔に伝えるためにできる限りの準備をして、明るくハッキリと、「離婚に応じてもらう」という目的を意識しながら伝えれば、

驚くほどスムーズに円満離婚ができたりするのではないでしょうか。

状況的には難しい面もあると思いますが、これらを意識して離婚協議に臨めば、少なくとも感情に任せて言い合いをしているだけよりは、成功率が上がるのではないかと思います。

私

応援しています!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA