過去志向のお父さん

こんにちは、リコです。

仕事で面会交流の立会いをすることがあるのですが、最近すごく残念な面会交流がありまして。

久々の再会

夫婦が別居すると、場合によっては、数か月から1年以上子どもと会えないことがあります。

今回のケースも、別居してから1年くらい会えていませんでした。

夫婦間の紛争はまだ続いていますが、手続が一段落したので、久々に面会交流を実施しようということになりました。

子どももかなり大きく、思春期真っ只中なので、久々の再会で何を話したらいいのかわからないだろうなあ、とは思っていたのですが・・・

過去の話ばっかり

実際、会ってみると、長〜い沈黙が・・・

まあでも久しぶりの再会で、感無量だったのかもしれませんし、何話していいかわからない戸惑いもあったでしょうし、そこはある意味当然の反応かもしれません。

父の代理人に促されて、なんとか会話が始まったのですが、

父

なんで、メールの返信をくれないんだ。

父

あのとき、これが終わったら、連絡するって言ったじゃないか。

子

・・・。

・・・と、いきなり子どもを責めるかのような発言。すかさず、父の代理人が、「その話題は答えづらいからやめよう」とストップをかけてくれました。

一応、面会交流では、夫婦の争いに子どもを巻き込まないことが鉄則なので、父の代理人からは、

  • 最近の学校生活の様子
  • 部活動の様子
  • 成績とか進路
  • 将来の夢
  • 趣味

あたりの話をするよう指導されていたと思うのですが、その後も父の口から出てくるのは、

父

あのとき、◯◯に連れて行ってやっただろう。

子

・・・そんな昔のこと記憶にない。

父

あのとき、父さんはこうやって頑張っていただろう。

子

・・・私その場にいなかったから知らない。

父

◯◯や◯◯にも連れて行ってやったじゃないか。

子

・・・だから、何?

なんか、私責められてるの?

と、終始こんな感じ。

父の代理人が、すごく頑張って未来に向けた話などをしようとしてくれるのですが、そういうときは、父は、話題には加わらずにだんまり。

代理人としては、久々の面会交流で、ここから徐々に回数を増やして行って、しばらく会えていなかった親子が普通に会える状態になればいいな、ということでセッティングしているわけなので、できれば未来につながる前向きな話をして欲しかったのですが、その願いは叶わず。

面会交流が終わった途端、子どもは泣き出してしまい、

子

もうお父さんには会いたくない!!

となってしまいました・・・

過去の話ばかりしていると嫌われる

これって、親子の会話だけじゃなくて、いろいろな人間関係に当てはまりますよね。

  • 過去の栄光を語りまくる人
  • 「あの頃は良かった」と今を嘆いてばかりいる人
  • 「あのときこうだったよね」と周りが覚えていない話ばかりする人
  • いつまでも昔のことを恨んでいる人
  • いつまでも昔の恩を着せてくる人

とは、距離を置きたくなってしまうものです。

だけど、年を重ねるごとに、「過去」が増えていくのも事実なので、自分でも結構上記に当てはまることをしてしまっているかもなあ、とも思ったりして。

私の大好きな歌のひとつに、

昔のことだけ輝いてる

そんなクラい毎日は過ごしたくない

というフレーズがあるのですが、やっぱり、常に

希望に満ちている人
希望に満ちている人

今が一番楽しい!

未来はもっと楽しい!!

と思っている人は魅力的ですし、一緒にいたら楽しそうですよね。

上記のお父さんにも、もう少し先の楽しみを見つけて欲しいと思いつつ、それを奪っているのは、私(母の代理人)なのか?と、複雑な心境です。。。

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