こんにちは、リコです。
人にとって住む場所というのは、その人の活動の基盤になる場所なので、とても重要ですよね。
別居婚や週末婚といった新しい結婚の形が生まれても、やはり結婚すれば同居というのがスタンダードなので、夫婦が新たに共同生活を始めるには、どこに住むのかという問題が浮上してきます。
居住地をどこにするか
当たり前ですが、人が生まれ育った家を出て、新しく生活を始める際には、様々な要素を考慮して住む場所を決めますよね。
勤務先へのアクセス、スーパーやコンビニ等の有無、自然の豊かさ、治安等々。
一人暮らしをする場合には、こうした要素を総合的に考慮して、自分に都合の良い場所を選べば良いということになります。
しかしながら、誰かと一緒に住む場合、そう簡単にはいきませんよね。
そもそも夫と妻の勤務先が違えば、どちらかの近くにしたらどちらかが遠くなってしまいますし、子どもがいる場合には、保育園や学校への通いやすさも考慮に入れる必要が出てきます。子どもが小さくて親のヘルプが必要であれば、実家との近さも大事な要素になってきますし、逆に親の介護が必要な場合にも、実家への通いやすさは重要な考慮要素になります。
そんなわけで、夫婦や家族が一緒に住む場所を決める際には、個々人の希望や重視する要素を出し合って、少しずつ妥協し合いながら、みんなにとってベストな場所を探していく必要がありますよね。
絶対譲らないけど別居も無理
私が離婚相談を受けているお客様の中にも、どこに住むかという問題で意見が合わずに離婚しようとする方がいらっしゃいます。
話を聞くと、
- 夫が自分の実家の近くに引っ越すことを主張する
- 夫が絶対に職場の近くじゃないと嫌だと主張する
だけど、
- 私は自分の実家の近くがいい
- 私は自分の職場の近くがいい
ので、別居婚を提案すると、
絶対、嫌!
それで、妻側は、こうなったらもう離婚だな、と思うわけです。
でもなぜか、夫は、
家は絶対自分の希望場所がいいし、別居も嫌だし、離婚も嫌!
って主張するんですよね。なかには、それで10年以上も膠着状態に陥っている夫婦もいたりして。
つまりこれって、妻の意向を尊重する気がまるでないですよね。
少しでも尊重する気があれば、多少は妻の希望場所に近いところで妥協するとか、それが無理なら別居婚(週末婚)という提案に乗るとか、やりようはいくらでもあると思うんですよ。
それを一切しようとしないで、離婚にも全く応じようとしない夫の頭の中はどうなってるんでしょうね?
妻は自分のいうことを聞くのが当たり前なんでしょうか?
もしも現在、あなたが同じ問題で夫と折り合いがつかない場合、夫に少しでも妻の意向を尊重する態度が見られないのであれば、早めに離婚を考えた方が良いかもしれません。