セカンドオピニオン大事!

こんにちは、リコです。

日々離婚相談を受けていると、一定の割合で、すでに弁護士に依頼をしている人からの相談が来ます。

この記事では、そういう相談について書いてみようと思います。

すでに弁護士に依頼しているのに相談に来るとき

すでに弁護士に依頼している人が相談に来るのは、

今依頼している弁護士に対して違和感・不信感を抱いたときです。

すでに弁護士に依頼している人
すでに弁護士に依頼している人

あれ?なんか、私の気持ちと逆行してるんだけど。このまま進んでっていいのかな?

すでに弁護士に依頼している人
すでに弁護士に依頼している人

あれ?なんか、私が頼んだ弁護士なのに、なんで私の言うこと全部否定するんだろう?

私の回答

当然のことながら、

私

代理人の先生は、こういう意図があって、そう言ったんだと思いますよ。残念ながら、あなたの意向は、裁判になったら認めてもらうことが難しいので。私でも、その先生と同じように言うと思います。

ということもあります。

だけど、

私

確かにそういう考えもありますけど、今のあなたの状況からすると、それは微妙ですね⋯。

とか、中には、

私

いやいやいや、それ、あなたにめちゃくちゃ不利なことしてるじゃないですか!何考えてるんですかね?本来こうなってああなって、あなたはこれだけ有利に進められるはずだったのに、真逆の方向になってるじゃないですか!

ということもあります。

セカンドオピニオン大事!

正解は1つじゃない

そもそも離婚事件って、裁判所の裁量が大きいと言われているのですが、それはなぜかというと、養育費とか財産分与とか、ざっくりしたルールは決まっていても、細部について考え方や計算方法とかが明確に定められているわけじゃないからです。考え方や計算方法が複数ある場合も多くて、どの場面でどの方法を採用するかは、裁判官によっても異なったりするわけです。

⋯ということは、相談者の状況に対する1つの正解というものなんかなくて、相談する弁護士によって、回答も異なり、ということなんですよね。

しかも、細部のルールが定まっていないということは、採用されやすい考え方のトレンドも結構変わり得るんですよ。だから、数年前にはこれが定説だよねって言われていたことが、今では全く採用されていない、といったことも起こり得るわけです。

また、離婚事件ばかりやっている一部の弁護士にとっては当たり前になっている考え方だけど、そうじゃない弁護士にとってはあまり知られていない考え方もあったりします。

そうすると、たまにしか離婚事件をやっていないような弁護士だと、そもそもその考え方を知らないということもあり得るわけです。

弁護士だけじゃなくて、裁判官や調停委員も知らないこともあります。

私も、裁判所の実務的な考え方に照らせば、依頼者にとってもっと不利な結果が出るはずという場面で、なぜか相手の弁護士も裁判官もその考え方を知らなかったのか、誰もその考え方に言及せず、

私

いいのかなあ?

と思いながらも、依頼者の利益のために黙っていたところ、依頼者にめちゃくちゃ有利な結論で事件が終結したことがあります。

弁護士が自分の利益を優先している?

上記のとおり、離婚事件では、場面場面で複数の考え方があり得るため、弁護士としては、なぜその考え方を主張するのか?を依頼者に説明する必要があると思うんですよ。

だけど、すでに弁護士に依頼している人の相談を伺っていると、

すでに弁護士に依頼している人
すでに弁護士に依頼している人

なんかわからないのですが、私は離婚したくないのに、このままだと次回の調停で離婚させられそうなんです。

すでに弁護士に依頼している人
すでに弁護士に依頼している人

メールは返してくれないし、電話には出てくれないし、調停の待ち時間もどこかに行っちゃうし、だから調停の後に話をしようとすると、すごく迷惑がられるんです。

みたいなことも結構多くて、みなさん、弁護士から十分な説明を受けられていないんですよね。

もしかしたら、その弁護士は、説明する時間が無駄、とか思っているのかもしれません。

中には、

すでに弁護士に依頼している人
すでに弁護士に依頼している人

私がこういう主張をしたいって言ったら、そのことは考えなくていいからって話を遮って、聞いてくれないんです。

みたいな、

私

あー、こういう主張されちゃうと、長期化して大変になるし、その割にかえって報酬金取りづらくなるから、強引にここで話をまとめにかかってるんだろうなー

という弁護士の打算が透けて見えることもあります。

つまり、その弁護士は、(意識的か無意識的かはともかく)依頼者の利益よりも自分の利益を優先しているわけです。

弁護士も人間ですから、自分の利益は大事です。

私も、

私

あー、ここで依頼者さんがOKしてくれたら、めちゃくちゃ楽なのになー

とか思うことなんかしょっちゅうです。

そして、それが依頼者にとっても最善であると思えば、全力で説得します。

だけど、自分は楽だけど、依頼者の利益にならないなと思えば、そこは踏みとどまって、依頼者の意向を尊重します。

私

本当にそれが依頼者さんの利益になるかは、終わってみないとわからないんですけど、少なくともその時その時で依頼者さんの利益になると思える選択をするようにはしています。⋯当たり前のことではありますが。

セカンドオピニオン大事!

そんなわけで、すでに依頼している弁護士に違和感・不信感を抱いたら、

  • この弁護士は、私の利益になる考え方をちゃんと知っているのか?
  • この弁護士は、私の利益になるように動いてくれているのか?
  • この弁護士は、本当に私のためを思って仕事をしてくれているのか?

を見極めるためにも、他の弁護士に相談してみることは有益だと思います。

前述のとおり、正解は1つではないので、複数の弁護士に相談してみるのもよいかもしれません。

私

セカンドオピニオン大事!

セカンドオピニオンはお早めに

とはいえ、すでに弁護士に依頼しているにもかかわらず、途中で弁護士を変えるというのは大変です。

そもそも状況がよくわからないのに、説明もしてもらえないということは、その弁護士に相談しづらい、ということなんですよ。

その相談しづらい弁護士に、

すでに弁護士に依頼している人
すでに弁護士に依頼している人

相談しづらいので

代理人やめてください。

って伝えるのって、なかなかしんどいですよね。

その上、案件の進捗度合いにもよりますが、やめてもらう際に、これまでの作業量に応じて報酬金を請求されるかもしれません。

それがなかったとしても、新しい弁護士にもお金を支払わないといけませんので、通常1回で済むはずの着手金を2回払わないといけなくなります。

なので、できれば途中で弁護士を変えることは避けたいものです。

また、そもそももう弁護士を変えられない、ということもあります。

例えば、自分は納得してないけれど、なんだかよくわからないまま押し切られて調停が成立してしまったような場合、その段階でセカンドオピニオンを求められても、

私

いや、もう調停成立しちゃってるし、できることは何もないです⋯

ってなっちゃいます。

このように、セカンドオピニオンを求めるタイミングが遅すぎると、大変だったり、手遅れだったりしますので、お悩みのみなさまには、ぜひとも最初に弁護士依頼する前に、セカンドオピニオンを求めることを推奨します。

その上で、

相談者
相談者

この弁護士になら、信頼して任せられるわ!

と思える弁護士に依頼しましょう。

そうすれば、後々自分の思いどおりの展開にならなかったとしても、なぜそうなるのかをしっかり説明してもらえるはずなので、納得度合いが全く変わってくると思います。

⋯こんなに偉そうなことを語っている私ですが、まだまだお客様の信頼を得るのが難しいことも多くてですね⋯

私

⋯精進します。

とにもかくにも、弁護士にも色々なタイプの人がいますし、ご自身との相性もありますので、ぜひとも自分にぴったりと思える弁護士を見つけて、納得のいく方向に進んでいただけたらと思います。

私

ご参考までに、弁護士選びのポイントについては、こちらで解説しています。

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