こんにちは、リコです。
離婚を考えたことのある方は、必ずそのタイミングについても考えていると思います。
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離婚のタイミング
離婚のタイミングは、人によって様々です。
- 子どもが成人してからにしようと考える人
- 夫が退職金をもらってからにしようと考える人
- 一刻も早くと考える人
- 苗字の問題があるので、子どもが小学校に入る前にしようと考える人
などなど・・・
離婚の必須条件
ですが、多くの方が、離婚のタイミングを考える際に忘れていることがあります。
それは、
相手の同意(または裁判所の判決)がないと離婚はできない
ということ。
みなさん、知識としては知っているのですが、不思議と離婚のタイミングについて考えるときに、このことを考慮に入れていない人が多いのです。
それでも、子どもが成人してからとか、夫が退職金をもらってからとか考えている人は、そこから先特に期限があるわけではないので問題はありません。
問題なのは、お子さんが小学校に入るまで、とか期限がある場合です。
例えば、11月に離婚相談に訪れた方から
子どもが来年の4月から小学生になるので、その前に旧姓に戻したいんです!
と言われたら、
100%無理とは言わないけど、奇跡が起きなきゃ多分無理。
と言うしかありません。
もちろん相手の反応次第ではありますが、離婚はそんなに簡単にはできません。
これが単なる交際であれば、別れるのに相手の同意はいりませんから、別れたいタイミングで別れることが可能です。
(中には、別れるのに同意を要求する人もいますが、必死に逃げまくっていれば、交際はしなくて済みます。)
しかしながら、離婚は、相手に同意してもらうか(協議離婚・調停離婚・和解離婚)、裁判所に判決をもらうか(裁判離婚)しないと、永遠に婚姻関係が続くことになるのです。
タイミングの目安
そんなわけで、離婚したいタイミングに期限があるのであれば、期限までに離婚できるようにある程度余裕を持って行動を起こす必要があります。
もちろん相手の出方やこれまでの同居期間の長短、子どもの年齢等様々な考慮要素があるので一概にはいえませんが、夫に全く離婚の意思がなさそうな状況で離婚を考えているのであれば、離婚したい期限の3年前には別居を開始しておきましょう。
もっとも、3年前であれば絶対に大丈夫、という話ではありません。
協議や調停で話がまとまるようであれば、3年もかからないことが多いと思いますが、裁判までする必要があるとなると、別居から3年を経過することはざらにあります。
離婚事件は、相手の出方や状況等によっては、10年を超えて長期化することも珍しくありません。
「離婚する」ということで心が決まったのであれば、1日も早く行動を起こすことをオススメします。