離婚の時でも夫婦は似た者同士

こんにちは、リコです。

長年連れ添っている夫婦って顔が似てくるとか言いますよね。

私の両親も年々似てきているような気がしますし、昔から知っているご夫婦でそっくりだなあと思う人たちも結構います。

私

おそらく長年一緒に生活する中で、さまざまな価値観の違いを乗り越えてきているはずで、そうやって内面がだんだんと似てくることで、それが外見にまで現れてきているのかなあ。

なんて思います。

離婚の時でも似た者同士

話は変わりまして、離婚相談に来る方々の中にも

私

本当に、似た者同士だなー。。。

と思う人がたくさんいます。

基本的に、弁護士は双方から話を聞くことはしませんので、当然に一方当事者のみから話を聞くことになるわけですが、

妻

主人はこういうところがあるんです!

妻

夫はこういうところが非常識なんです!

妻

旦那はああでこうでこうだと思うんです!

・・・という内容がもう、

私

その言葉、そのままあなたにお返ししますよ。

と言いたくなる場合が非常に多いのです。

私

もちろん、そんなこと本人に言いませんよ?心の中で思うだけです。

鏡の法則をご存知ですか?

ところで、最初にお話しした仲良し夫婦が似ているのと、離婚相談に来る夫婦が似ているのとでは、

私

もしかしたら理由が少し違うのかな?

と思っています。

仲良し夫婦は、価値観のすり合わせをしてだんだん似てくるというイメージですが、仲の悪い夫婦はこのすり合わせがうまく行かなかった結果仲が悪いとも言えます。

それなのに似ている理由は、鏡の法則にあるのではないかと。

鏡の法則とは、

私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である

という法則です(野口嘉則『完全版 鏡の法則』サンマーク出版(2017年))。

『完全版 鏡の法則』の説明を引用させていただきますと、

たとえば、心の中で不満ばかり抱いていると、その心を映し出すように、ますます不満を言いたくなるような人生になってきます。

逆に、心の中で感謝することが多いと、その心を映し出すように、さらに感謝したくなるような出来事が起きてきて、感謝にあふれた人生になってくるのです。

また、心の中で誰かを強く責めつづけて生きていると、自分もまた責められる経験を繰り返すことになりますし、他の人の幸せを喜ぶような気持ちで生きていると、自分もまた幸せな出来事に恵まれます。

このように人生においては、自分の心の波長に合った出来事が起きてくるわけです。そういう意味で、人生は自分の心を映し出す鏡なのです。

ということだそうです。

私は昔から心理学的なものに興味があり、鏡の法則についても昔読んだことがあったので、離婚相談の際に「そっくり!」な人が多いという現象は、鏡の法則の裏付けを取っているようで、非常に興味深いものがあります。

なので、離婚相談の際にぶちまける夫への不満の大半は、

私

同族嫌悪なんだろうなあ・・・

と思って聞いています。

もちろん

妻

夫は異常にせっかちなんです!!

と言いながら自分もものすごくせっかちな人とか、まさに同じ出方をする人がいる一方で、

モラハラとかDVだとか、ギャンブルとか、

妻

私はそんなこと一切しませんけど?

というように全く違う出方をする人もいます。

ですが、そのようなケースの場合にも、鏡の法則や原因自分論を思い出して、

妻

夫がこのような言動をするのは、自分にも原因があるかも・・・

というような考え方をしてみると、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。

私

原因自分論については、「悲劇のヒロインvs悲劇のヒーロー」と言う記事の中で触れていますので、よろしければこちらもお読みください。

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