こんにちは、リコです。
離婚相談の際に、よくこういうことを言われるんですよ。

3年別居したら離婚できるんですよね?
なので、この記事では、3年別居したら離婚できる説について書いてみようと思います。
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3年別居したら離婚できる?
私からの回答はこう。

3年別居しようが5年別居しようが10年別居しようが、別居しただけじゃ離婚できませんよ。

え???
みたいな苦笑
3年別居しただけじゃ離婚できない
もう少し丁寧にお伝えすると、離婚をするためには、
・配偶者に離婚に同意してもらう
・裁判所に離婚を認めてもらう
のいずれかが必要なわけですよ。
だから、配偶者と協議したり、調停を起こしたり、裁判を起こしたりして、配偶者から離婚への同意を取り付けるか、裁判所に離婚を認めてもらわなければ、いつまでも離婚なんかできないんですよ。

・・・いや、当たり前じゃん???
とか思いますよね笑
私もそう思います。
だけど、なんか、3年別居したら自動的に離婚できるみたいに思い込んでいる人が多い印象なんですよね。

ほっとくと、何もしないで3年を迎えるのを指折り待ってそうな人がチラホラ…
3年別居したら離婚できるの本当の意味
話が逸れましたが、じゃあなんで3年別居したら離婚できると言われるのかというと、
たとえ配偶者が離婚に同意してくれなくても、裁判を起こして、その時点で別居から3年くらい経過していれば、多くの場合、裁判官が、

もう3年も別居してるのかぁ。だったら夫婦関係は破綻してるって言えるよね。だから離婚を認めてあげる。
ということで離婚を認める判決を出してくれるからです。

多くのケースは裁判になっても和解で離婚して終わるので、判決をもらうことはそんなにないですけどねー
なので、「3年別居したら離婚できる」の本当の意味は、
3年別居したら、相手が離婚に同意をしてくれなくても、裁判を起こせば離婚が認められる
ということなんですね。

ちなみに裁判を起こす前に調停を起こさないといけないというルールになってるので、調停もする必要があります。
3年別居しただけじゃ離婚できない(2度目)
そんなわけで、3年別居しただけじゃ離婚はできません。
別居した後に協議、調停、訴訟(裁判)と、やるべき行動をやっていてこそ、最悪相手が離婚に同意してくれなくても、3年経つ頃には離婚ができることが多いということです。

あと3日で3年目・・・いよいよ離婚できるのね・・・!!!
などと夢を見ている前に、取るべき行動を取っていきましょう。
そうしたら、3年も待たずに離婚できる場合もあるかもしれませんよ?

応援しています!