こんにちは、リコです。
最近、とある調停の席で、私は自分の依頼者である夫がいかに妻と離婚したいかを力説したんですよ。
とにかくもう無理なんです。
生理的に受け付けないんです。
同じ空間にいるのも耐えられないんです。
みたいな。
だけど、このケース、相手方である妻は、まだ夫のことが大好きで、
離婚なんて考えられない。
家族はいつも一緒にいるから家族なんだよ。
という感じなんですよ。
なので、私も自分で話しながら、だんだん妻のことが可哀想になってしまって。
夫よ、そこまで嫌わなくてもよくない?
だけど、夫が離婚の決意を覆すことは、ほぼあり得ないよなーと思ってまして。
なぜかというと、これまで私が見てきた復縁した例というのが、全て妻から夫に離婚を突き付けたケースなんですよ。
夫から妻に離婚を突き付けて復縁したケースというものにお目にかかったことがないんです。
なので、この記事では、
なんで夫から妻に離婚を突き付けて復縁したケースがないのかな?
という疑問について私なりに考えたことを書いてみようかと思います。
これはあくまで数少ない私の目撃談の話なので、世の中には夫から妻に離婚を突き付けて復縁したケースも当然存在するとは思います。あくまで独断と偏見に基づく見解であることはご了承ください。
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なんで夫から妻に離婚を突き付けて復縁したケースがないのか?
この疑問に対する回答として考えられるのは、ズバリ
妻よりも夫の方が離婚するという意思が固いから。
なんで夫の方が妻よりも離婚の意思が固いのか?
ここからが私が考えたことなんですけどね、多くの場合、妻よりも夫の方が世界が広いと思うんですよ。
もちろん例外はいくらでもあると思いますが。
妻は、出産に育児に、家庭に専念する機会が多いので、家庭内の不満が離婚に直結しやすいんですよね。
だから、すぐに
離婚よー!!!
ってなるんですが、家庭内の不満の原因が除去されれば、離婚を撤回することもあり得るわけです。
離婚を決意した原因が取り除かれれば、そりゃ離婚する理由なくなるもんね。。
他方で、夫は、家庭のほかにも職場や趣味の集まりなどのコミュニティに属していることが多いので、たとえ家庭に不満があっても、仕事に専念するとか趣味に没頭するとか、逃げ場はいくらでもあるわけです。
なんなら浮気だってできます。
多くの男性は浮気しても離婚しようとは思わないですよねー
そんなわけで、他にいくらでも発散する場所があるので、家庭内の不満が離婚に直結しないんですよ。
そうすると、夫が離婚を決意する時というのは、
家庭内の不満が仕事でも趣味でも浮気でも発散しきれなくなったとき
=家庭内の不満が尋常じゃなく大きくなったとき
=もう妻完全に無理状態になったとき
という図式が成り立つのではないかと・・・
つまり、夫の方が妻よりも、離婚を決意するまでのハードルが高くて(滅多なことでは離婚とは思わなくて)、一度そのハードルを越えてしまうと、もう後戻りすることはあり得ないのかなー、と。
夫から離婚を突き付けられた妻はどうすべき?
もうここは潔く現実を認めて、離婚を受け入れるしかないと思うんですよねー。。。
もちろん、その上で、
だったら、めいっぱい婚姻費用と財産分与をふんだくってやるわよ!
って考えて戦略的に離婚に応じないのは全然いいと思うんですよ。
これらは離婚に伴って認められる当然の権利ですし。
婚姻費用は、ケースによっては、離婚協議の主役といっても過言ではないですからね!婚姻費用について知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
だけど、
まだ好きなの!離婚したくない・・・!!!
って縋る姿勢を見せるのは、やっぱりやめた方がいいかなって。
だって、それを見せられた夫は、
俺に執着してるのがマジでキモい
とか言い出すんですよ。
ツラすぎません?
好きって言えば言うほど嫌われる悪循環・・・(涙)
だからせめて、態度だけでも潔く離婚を受け入れて、
あいつ、最後はいいヤツだったな・・・
って思わせたいと思いませんか?
そんなすぐに割り切れるわけないじゃん!って気持ちはわかりますけど、でも、せめて態度だけは・・・!
モラハラ夫は別の話
ちなみにみなさん、モラハラ夫はまた別の話ですよ。
モラハラ夫は、二言目には、
離婚だ!出てけ!
とか言いますけど、実際は離婚なんて全く考えてませんからね。
妻から離婚を突き付けられたら、
うそでしょ・・・
ってなりますから。