こんにちは、リコです。
みなさまのご家庭では、お金の管理はどのようにされていますか?
私はマネーフォワードで貯金が増えました!
なんとなくですが、お金の管理方法によって、離婚時の結末が類型化できるような気がします。
離婚時に、これまで二人で増やしてきた財産を分け合いましょうというのが財産分与ですが、この方法が、家計管理のパターンによって違ってくるのです。
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家計管理の方法と財産分与のパターン
だいたい、こんな感じです。
妻管理型
夫の給料も全額受け取って妻が管理し、夫には小遣いを渡す形。
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夫はこれまで妻に搾取されてきたという意識が強いので、退職金や財形貯蓄など、夫から妻に支払うべき金銭があっても、徹底的に拒否して紛争激化。
逆に妻から夫にお金を返さないといけない場合には、返したくない妻が離婚を拒否して紛争長期化。
パワーカップルの離婚にこのパターンが多いですね!
夫管理型
夫が自分の給料の中から生活費を妻に渡す形。
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妻はこれまで最低限の生活費しかもらえず、家計の状況を明かしてもらえなかったという積年の恨みが募っているので、徹底的に夫の財産開示に拘る。
夫はこれまで隠してきた財産を暴かれたくないので徹底抗戦。
裁判になって夫の財産が暴かれて、キッチリ半分妻に持って行かれる。
これまで
誰のおかげで生活できると思ってんだ!
と威張っていたモラハラ夫が妻に仕返しされるパターン。
独立会計型
お互いに自らの収入の中で生活する。
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双方の収入がだいたい同じくらいのことが多いので、離婚するときもお互いに財産開示は望まず、財産分与はしないということで処理されるケースが多い。
アッサリ終わる印象です。
共有口座型
お互いに決まった金額を共有口座に入れ、生活費はその中から支出。それ以外の収入はお互いの自由。
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共有口座のお金だけ半分に分けて後は口を出さないというアッサリ目の場合が多い印象だが、もともと共有口座に入れるお金に差があったとか、収入格差が大きい場合には、共有口座以外の財産についても開示・分与せよという話になって紛争が長期化することも。
家計共有型
全ての収入を共有し、やり繰りについても二人で相談して決める。
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数多くの離婚相談を受けているが、お目にかかったことがないので、そもそも離婚しないと思われる。
目指すは家計共有型
こうして見てみると、家計を共有することは、夫婦円満の秘訣と言えそうですね。
家計共有型のデメリット
全て共有するとなると、自分の趣味への浪費とかがしづらくなったりしそうでちょっと抵抗感はあります。
何にいくら使うかで喧嘩になったりもしそうだし。
家計共有型のメリット
だけど、
知らないうちに夫がギャンブルで借金作ってた!!
なんて事態は回避できますよね。
それに、多少喧嘩になっても、何にいくら使うかを話し合うことで、お互いのお金に関する価値観のすり合わせをすることができますし、
お互いに納得しながら家計をやり繰りすれば、二人でお金を管理して増やしていくという意識が芽生えて、「食わしてやってる」とか「経済的に支配されている」とか、偏った感覚に陥らずに済みそうです。
何よりも、二人で夫婦や家族のお金のことについて話し合う機会を持つということは、夫婦や家族の未来について語り合うということだと思うんですよ。
『星の王子さま』で有名なサン=テグジュペリの名言の中に
愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。(e恋愛名言集)
というものがありますが、二人で家計について話し合うというのは、まさにこれだと思うのです。
私も含め、お金の問題について洗いざらい共有することに抵抗を感じる人は多いと思うのですが、これからご結婚される方は、ぜひ家計共有型を選択して、幸せな家庭を築いていってくださいね。
現在、家計共有型でない既婚者の方は、家計共有型に変えることで、夫婦円満に近づくかもしれません。
おすすめの家計管理ツール
家計管理ツールは色々ありますが、私のおすすめは、マネーフォワードです。
共通アカウントを作って、そこに双方の銀行口座やクレジットカードなどを連携すれば、家計共有型の場合でも利用できますし、共通アカウントに連携する口座等を夫婦共有のものだけに限定すれば、共有口座型の場合でも利用できます。
いずれか一方が家計を管理している場合でも、そのアカウントを他方に共有することによって、家計の見える化が達成され、いつの間にか家計共有型に移行していた、なんてこともありそうですね。