夫婦関係を再構築したい妻たちへ

こんにちは、リコです。

日々離婚相談を受けている私ですが、なかには夫婦関係を再構築したいという相談も常に一定割合存在します。

そこで、今回は夫婦関係を再構築したいと考えている妻たちに伝えたいことを書こうと思います。

再構築を考える妻の類型

再構築をしたいと考える妻たちには以下の2パターンあります。

  1. 最初に自分から離婚を切り出したものの、再構築に傾き始めているパターン
  2. 夫から離婚を切り出されているものの、自分は離婚したくないパターン

①は、夫が不倫したものの、不倫発覚後に素直に謝罪して離婚したくないと懇願する夫を見て心が揺れ動くケースが多いですね。

②は、夫から離婚を突き付けられているものの、好きだから別れたくない、というケース。

①自分から離婚切り出し型の妻たちへ

真っ先に伝えたいのが、夫は変わらない、ということです。

このパターンの場合、再構築するに当たって、同じことを繰り返さないように誓約書とか書かせることが多いんですよ。

例えば、

  • もう二度と浮気しない
  • モラハラ発言はやめる
  • 怒鳴らない
  • 禁煙する
  • 家事を分担する

などなど・・・

一度は離婚を決意したのに戻るくらいですので、妻たちとしては、ここぞとばかりに夫への不満を解消しようと、このような誓約書を書かせるわけです。

が、私の数少ない、とはいえ多くの人よりは多いであろう相談経験からすると、夫が誓約書を守るのは、せいぜい2,3か月程度、長くて2,3年の印象です。

誰だって離婚したくなくて、離婚が回避できるのであれば、そりゃ誓約書にサインだってしますよね。

だけど、喉元すぎれば何とやら。

離婚を回避できたという安心感がもたらされると、どうしても本来の自分が出てきてしまうようで。。。

それで、結局、

一度は夫を許した妻
一度は夫を許した妻

やっぱり、夫は変わりませんでした。離婚します。

ってなるんですよね。

なので、誓約書を書かせたからといって、夫がそれを守ることに過度の期待はせず、夫が変わらなくてもそれを受け入れられる自分になれるように自分が変わる!くらいの決意がなければ、安易に復縁することはオススメできません。

この類型の中でも、特に夫が不貞行為をしたケースに関しては、他にも注意点があるのですが、それは別の記事に譲りますね。

②夫から離婚を切り出された妻たちへ

真っ先に伝えたいのは、めちゃくちゃ難しいし、超絶ハードモードだよ?ということです。

当然のことながら、①は夫が離婚を希望しているわけではないため、要は自分の気持ち次第ですが、②はそもそも夫が離婚を希望しているわけなので、再構築をするには、夫の離婚したい気持ちを覆す必要があります。

しかしながら、私の独断と偏見に満ちた体感によれば、夫の離婚したい気持ちを覆すのは、妻の離婚したい気持ちを覆すよりも難しいです。

なぜそう考えるのかについては、こちらをご参照いただければと思いますが、やっぱりまだまだ男性の方が収入が高い場合が多いというのも影響しているのかな、と。

もちろんこのご時世なので、女性の方が年収の高いご夫婦も増えてきてはいますが、それでもやっぱり数は少ない印象です。

そうすると、仮に妻が離婚したいと思ったとしても、夫の経済力に頼る必要があれば、多少の我慢はしますよね。

だけど、夫が離婚したいと思った場合には、そもそも妻の経済力に頼る必要がないし、逆に離婚したいとまで思っている妻から経済力を当てにされるのって本当に嫌なんですよ。

だから、夫の方が年収が高いのであれば、妻であるあなたは婚姻費用を受け取る権利がありますが、夫婦関係の再構築を望むのであれば、婚姻費用を請求することはオススメしません。

だって、ますます嫌われるだけでしょ?

もちろん権利は権利なので、再構築を諦めて、婚姻費用を搾り取るだけ搾り取って、めいっぱい財産分与してもらって離婚するというのも一つの選択肢です。

だけど、このときに夫が多額のお金を払うのは、それほどまでにあなたと離婚したいから。要は手切れ金です。

夫と離婚したくない、再構築したい、と思うのであれば、ひとまずお金は諦めましょう。

そして、相手に絶対服従です。だって、相手の嫌がることしたら、嫌われるだけでしょ?

婚姻費用の請求をやめて、相手には絶対服従で、相手の嫌がることは一切しない。

もちろん、これをやったからといって、夫が離婚の意思を覆す保証はありません。

だけど、保証がなくてもやる!それくらいの覚悟がないと、再構築なんて夢のまた夢です。

どうしても再構築したいなら、まずはがんばってやってみましょう。

①で書いたとおり、夫は変わらないので、その夫の離婚の意思を覆すには、自分が変わるしかありません。

自分なりに努力してがんばって、たとえ夫の気持ちを変えられなかったとしても、その努力はむだにならないはずです。

やるだけやって、それでもダメだったら、その頃には自分の気持の整理もついているはずです。

そうなったら、遠慮なく、婚姻費用を請求しましょう!

私

もちろん夫の気持ちを変えられたら最高ですね!

応援してます!

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