こんにちは、リコです。
多くの人にとって、マイホームは最も高価な資産のひとつですよね。
そして、住宅ローンは最も大きな借金だと思います。
なので、離婚を考えるときにまず頭に浮かんでくるのが、

住宅ローンってどうなるんだろう・・・
ということかと思います。
なので、この記事では、このあたりの不安を踏まえた離婚の進め方について書いていこうと思います。
基本的には、住宅ローンが夫の単独名義であることを前提に、離婚したい妻に向けた内容となりますが、ペアローンの場合についても記載します。
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最初に言い訳
よく餅は餅屋と言いますが、私は、すべて司法書士の先生や金融機関にお任せしちゃうので、不動産売買に関わる細かい手続きについては、ぶっちゃけよくわかってません(爆)
なので、不安があったら、とりあえず、不動産屋さんに相談してください。
・・・すみません、冗談です(汗)
これだけで終わったら、さすがにひど過ぎるので、住宅ローンが残っている不動産を所有しているけど離婚したい、という場合について、もうちょっと詳しく書いてみますね。
離婚までのロードマップ
まず、マイホームがある場合の離婚までの流れをザックリ示すとこんな感じになります。
まず最初に決めるのは、この点です。

手放しますか?どうしますか?
自分が出て行くと決めたら、とりあえず別居しましょう。
出て行きたくないなら、なんとかして別居状態を作出しましょう。

もちろん合法的にね。
別居した後の家のことは知ったこっちゃありません。住宅ローンが返せなくて困るのは夫です。
自分が家を取得したいのなら、家が取得できる方法を必死に模索しましょう。

家を手放すかどうかで、難易度はかなり違ってきます。

おめでとうございます!
各STEPについて、順に説明しますね。
STEP1:マイホームを手放すかどうか、決める
マイホームには、夢や思い出や将来の安心など色々なものが詰まっているので、マイホームを手放すという選択は簡単ではないかもしれません。
ですが、もし離婚したいのなら、断然マイホームを手放すことをオススメします。
なぜかというと、いつまでも離婚できない恐れがあるからです。

詳しくは、「【悪い意味で】いつまでも離婚しなさそうな夫婦」という記事をお読みください。
このブログでは、別居が離婚の第一歩であるということを繰り返しお伝えしていますが、お互いにマイホームを手に入れたいと思っている場合には、相手が家を出て行くまで別居にならないので、いつまで経っても離婚のスタートラインに立てないどころか、同居期間の長期化により、離婚が難しくなっていくのです。
なので、どうしても絶対に何が何でもマイホームを死守したい、という人以外は、マイホームを手放す、という選択をした方が、明るい未来が待っていると思います。
STEP2:とっとと別居するか、夫を追い出す
マイホームを手放すかどうかを決めたら、次は行動に移しましょう。
マイホームを手放す場合
この場合、一刻も早く別居しましょう。
別居に踏み切ることに不安がある方は、以下の記事をお読みください。
住宅ローンが残っているけど離婚したい!家がいらない妻が取るべき行動

マイホームを死守する場合
この場合は、夫が出て行ってくれるようにひたすら念じながら、待ちましょう(苦笑)

夫が出て行ってくれなかったら、どうなるの?
とお思いの方は、以下の記事をお読みください。
住宅ローンが残っているけど離婚したい!家が欲しい妻が取るべき行動

STEP3:あとは野となれ山となれ or 石にかじりつけ
別居状態ができあがったら、いよいよ離婚条件についての話合いがスタートします。
マイホームを出て別居した場合(あとは野となれ山となれ)
この場合、住宅ローンについてあなたが気にすることはありません。
夫が離婚に応じない場合には、あなたは婚姻費用を受け取りながら、別居生活を続けるだけです。
婚姻費用=配偶者の生活費+子どもの養育費です。収入の高い配偶者は、離婚が成立するまで婚姻費用を支払う義務があります。
その間に夫が家を売ろうが住宅ローンを払い続けて家を維持しようが、それは夫の自由です。
離婚条件について具体的な協議が可能となった段階で、いよいよマイホームについても話し合われることになります。
このように、マイホームを出て別居した場合に妻が取るべき行動については、以下の記事に詳細をまとめましたので、当てはまる方はぜひご確認ください。
住宅ローンが残っているけど離婚したい!家がいらない妻が取るべき行動

別居後もマイホームに住み続ける場合(石にかじりつけ)
うまい具合に夫が家を出て行ってくれて、マイホームに住み続けたまま離婚へのスタートを切れたとしても、妻には数多くの苦難が襲いかかります。
なので、石にかじりついてもマイホームは手放さない、という忍耐が必要になります。
妻に襲いかかる苦難と対策については、以下の記事に詳細をまとめましたので、マイホームを死守したい方はぜひご確認ください。
住宅ローンが残っているけど離婚したい!家が欲しい妻が取るべき行動

STEP4:離婚!!
おめでとうございます!
マイホームを手放したあなたは、スッキリと次のステージへお進みください。
マイホームを死守したあなたは、心機一転、マイホームでの新たな生活へお進みください。
ただし、残ローンを夫が支払うという約束の下でマイホームを取得した場合には、万が一、夫が支払えなくなった場合に備えておくことも大切です。

夫が支払えなくなった場合については、「【離婚後】約束の効力」という記事もお読みください。
番外編:ペアローンの場合
ペアローンを組んだ場合でも、基本的に離婚したい妻が取るべき行動は、住宅ローンが夫の単独名義の場合と異ならないのですが、難易度は格段に上がります。
ペアローンの場合については、以下の記事に詳細をまとめましたので、ペアローンを組んでいる方はぜひご確認ください。

まとめ
以上、住宅ローンが絡む場合の離婚について、まとめてみました。
詳細記事をお読みいただければお分かりかと思いますが、住宅ローンが残っているマイホームの取得はかなり大変です。
まずは不動産屋さんや金融機関に相談してみて、住宅ローンの借り換えが無理そうであれば、早急にマイホームを手放す方向に舵を切りましょう。
離婚成立時には身も心も軽くなって、新たな一歩を踏み出せることと思います。