こんにちは、リコです。
「モラハラ」という言葉が市民権を得てから随分経ちました。
離婚相談の際にもモラハラ夫やモラハラ妻はしょっちゅう登場します。
というか、離婚したい理由の大半はモラハラだったりします。
ということで、数多くの相談を受けていて、私も体感としては「モラハラ」を理解できていると思っているのですが、それでも未だに
モラハラってなんなんだろう?
と思ったりします。
色々なサイトで調べてみても、特徴やありがちな行動など、外形的な面からモラハラか否かを判断しようとする記事ばかりです。
こうした記事を読むのはモラハラ被害に遭われている方がメインだと思うので、それも当然だとは思うのですが、ふと
モラハラ夫・妻の心の中ってどうなってるんだろう?
と思ったのです。
モラハラ夫の心の中
と言いますのも、どのサイトのチェックリストを見てもほとんど当てはまると言っていいような、典型的なモラハラ夫との離婚訴訟がもうすぐ終わりを迎えそうになっていまして。
モラハラ夫は離婚に対して徹底抗戦するのが常ですので、この件のモラハラ夫もこれまで散々抵抗してきたわけなのですが、いよいよ離婚が避けられないということを理解して、戦意喪失しちゃったみたいなのですよね。
そこでふと、
モラハラ夫はモラハラだけど、やっぱり妻のことが好きだったのかなあ。
と思ってしまいまして。
なぜモラハラをするのかについては、異常なまでの自己愛とか異常なまでの支配欲とか、色々と言われていますが、個人的には、モラハラ夫・妻にも2つのタイプがあるのではないかと思っています。
ひとつは、サイコパスと言われる先天的に脳の働きが人と異なるタイプ。これはもう、私の理解の範疇を超えるものだろうと思います。
もうひとつは、単純に幼稚過ぎただけのタイプ。小学生くらいの時って、よく「好きな子ほどいじめる」男の子とかいたと思うのですが、あれがそのまま大きくなっちゃった感じかなあ、と。
もちろん、程度はあると思うのですが、割と多くのモラハラ夫・妻が後者に当てはまる気がしておりまして。
たまに本当にこれはヤバイな、早く縁切らないと命が危ないのでは、というサイコパスタイプも見かけるのですが、多くのモラハラ夫・妻は、妻・夫のことがすごい好きなのに自己表現が下手過ぎるのかな?と思ってしまうのです。
同情を禁じ得ないモラハラ夫
モラハラを受けている側からすれば、一刻も早くその支配から逃れたいと思うのは当然なので、依頼を受けている私もなるべく早くその願いが叶うように努力をしているのですが、
それでも離婚に至る際のモラハラ夫やモラハラ妻の心情に思いをはせると、切なくなってしまいます。
だって、単純に精神年齢が低過ぎたが故に、好きな相手にうまく接することができなくて、好きな相手から徹底的に嫌われるようなことしかできなくて、最終的には徹底的に嫌われて捨てられるって、悲し過ぎません?
・・・といっても自業自得なのですが。
モラハラ夫自身も、まさか相手方弁護士に同情されてるなんて思いもしないでしょう。
モラハラは治らない、と言われますが、こうした離婚を機に精神的に成長してモラハラじゃなくなったりすることはあるのでしょうか。
ちなみにサイコパスタイプは、すでに同じ理由でバツ1やバツ2だったりするので、治らない・変わらないことは明らかだと思われます。
だけど、精神年齢が低過ぎただけのモラハラ夫・妻に関しては、望まない離婚の辛さを糧に精神的に成長していただいて、次に出会う人とはぜひ良い関係を築いてほしいなと願わずにはいられないのです。
・・・余計なお世話かもしれませんが。