こんにちは、リコです。
突然不穏なタイトルですみません汗
死ねってことですか?
・・・なかなかインパクトのある言葉ですよね。
決して数が多いわけではないのですが、一定数のお客様と会話を続けると、この言葉に行き着くことがあります。
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「死ねってことですか?」に行き着くシチュエーション
会話のパターンは決まっています。
たいていこんな感じ。
生活費が足りません!夫にお金を振り込むよう言ってください!
あれ?でも今月分の婚姻費用は振り込まれてますよね?
それだけじゃ足りません!
そうは言われても、算定表に基づいて決められた金額ですから、その中でやり繰りしていただく必要があるんですよ。
でも足りないんです!こんな金額じゃ生活できません!
そう言われましても・・・夫が婚姻費用を支払っている以上、それ以上の金額については、夫が自発的に払ってくれない限り、支払を強制することはできないんですよ。
じゃあ夫が自発的に支払うように説得してください!あれにもかかるしこれにもかかるし、とにかくこんなんじゃ全然お金が足りません!
一応夫には伝えますけど・・・これ以上の支払を期待しても無理だと思いますよ?
それは、私に死ねってことですか?
・・・そんなわけないじゃないですか。。。
みたいな。
死ねなんて言えるわけないじゃないですか!!!
「死ねってことですか?」って言う人々
これがまた不思議なもので、本当に死にそうなほど大変な生活をされている(と思われる)方々は、こんなこと言わないんですよ。
こういうことを言うのは、たいていこの記事に登場する人々です(苦笑)
要するに、これまで夫から潤沢なお金を受け取っていて、湯水のように使っていた方々です。
離婚協議開始後は、夫が生活費を支払わなくなったり、支払うとしても最低限の婚姻費用の金額だけになりますから、たいていの場合、これまでよりは受け取る金額はかなり減るわけです。
だけど、人は一度生活レベルを上げるとなかなか下げるのが難しい生き物なので、夫から離婚されそうになっていて、これまでよりも生活レベルを下げないと生きていけないという現実がなかなか受け入れられないのでしょうね。
しがない独身女の私からすると、
なぜに月ウン十万円も受け取るのが当然と思えるんだろう・・・自分で働こうっていう発想はないのかな?自分にはそれだけの価値があるってことで、ある意味めちゃくちゃ自己肯定感が高いのかな?
とか疑問だらけで、全く共感できないのですが。。。
・・・わかってるんですよ?一度も結婚できない女の僻みだってことは汗
アンガーコントロールのすすめ
「死ねってことですか?」って言う人々と、大変な状況でも日々を一生懸命生きている人々との違いは、現実を受け入れているかどうか、ではないでしょうか。
大変な状況でも日々を一生懸命生きている人は、何でもかんでも人のせいにしたりしないし(原因自分論)、自分が今いる状況を受け入れた上で、その状況でも自分ができることを探して実行しています。
だけど、「死ねってことですか?」って言う人々は、何でもかんでも人のせいにして(原因他人論)、自分の状況(お金が自由に使えないという現実)を受け入れることを拒否するので、生活費を下げるような努力すらしません。
原因自分論と原因他人論については、「悲劇のヒロインvs悲劇のヒーロー」という記事をお読みください。
だけど、この状況って、本人にとっても絶対辛いと思うんですよね。
側から見たら、
簡単に死ぬとか言ってんじゃないよ。
って感じですが、本人的には、突然、
お前とは離婚する。生活費も今後は月5万円しか払わないからな。
とか言われたら、
もう死ぬしかない・・・!
って思っちゃうのかもしれません。
そんな方には、ぜひアンガーコントロールを学んでみて欲しいなって思います。
人には、怒りに支配されると、その原因を他人のせいにする、という心の癖があります。
「死ねってことですか?」って言う人々も、思い通りにならない現実に対する怒りを抱えていて、それを夫のせいにして、だけど現実が改善するわけではないのでますます怒りが増殖して・・・という悪循環に陥っているのだと思うのです。
そこで、「【アンガーコントロール】悲劇のヒロインからの脱却方法」という記事で、このような悪循環を断ち切るための方法について書いてみましたので、「死ねってことですか?」という言葉が口をついて出てしまう、という人は、ぜひこちらをお試しいただければと思います。
ちなみに私が分析学を学んだ溝口メンタルセラピストオフィスでは、毎年アンガーコントロールセミナーを開催しています。今年(2021年)はもう終わっちゃいましたけど・・・また開催されると思うので、興味のある方はぜひご参加ください。
「死ねってことですか?」なんて言葉が簡単に出てこないような、晴れやかな生活が送れるように、陰ながら応援しています。