こんにちは、リコです。
人は誰でも、「こうするべき」「かくあるべき」といった主義主張を持っているものだと思います。
だけど、それを持っていることで、自分自身を苦しめていませんか?
今回の記事では、まさにそのような相談者さんがいたので、その方について書いてみようと思います。
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相談者さんの状況
ご自身は専業主婦で夫は高年収エリート。
夫とのコミュニケーションがうまく取れないことに悩み、結婚生活を続けるべきかどうか悩まれていました。
相談者さんの特徴
この相談者さん、とにかくべき論が非常に多いんですよ。
おそらく1分間に10回くらいの頻度で、「ああすべきなのに」「こうすべきなのに」夫はしてくれない、と嘆いていたんじゃないかなと。
相談者さんがおっしゃる「ああすべき」「こうすべき」という内容の多くは、一般論としては誰も異を唱えないようなごく普通の内容でした。
子どもと向き合う時間を作るべき、とか、誰も反対はしなさそうですよね。
だけど、夫にはそれが通用しないんですよ。
相談者さんはすごく優しそうな方で、自分のべき論を夫に押し付けてはいけないこともわかっていました。
私の考えを夫に押し付けちゃいけないってこともわかってるんです。でも・・・!
自分のべき論と現実の夫とのギャップにものすごく苦しんで、離婚をするかどうかを悩んでいたんですね。
べき論を手放してみよう
ですが、相談者さんは専業主婦。
子どももまだまだ小さいし、これからたくさんお金がかかります。
夫は高年収エリートだし、家計にお金を入れてくれないわけではないので、生活は安定しています。
おそらく、周りからは、
ご主人、◯◯にお勤めなんでしょう?
いいわねーいっぱい稼いでくれるんでしょう?
くらいに思われているんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけてしまえば、
あいつにはあいつの生き方がある・・・
家にお金さえ入れてくれれば、あとは知らん・・・
くらいに思えれば、めちゃくちゃ快適に暮らせそうなんですよ。
今後の子どもの教育費などを考えたら、どう考えても今離婚をするのは経済的に得策ではありません。
だけど、現に相談者さんはものすごく苦しそうで・・・
どうしたらいいのかなー
・・・と考えたのですが、やっぱり、べき論を手放すしかないんじゃないかと。
だって、どんなに頑張ってもやっぱり他人は変えられないんですよ。
それに、どこまでいっても夫婦は二人しかいなくて、多数派は存在しないので、世間的には正しいことが夫婦間においても常識であるとは限らないんですよ。
だったら、自分をがんじがらめにしているべき論を取っ払うしかないじゃないですか。
・・・まあ、そうはいっても、そう簡単にできたら誰も苦労しないんですけどね。
その相談者さんの場合、とりあえず、
- 夫に対する不満点(ああすべき、こうすべき、と思うこと)を書き出す。
- ひとつひとつについて、本当にそうしないとダメなのかを検証してみる(ああしなくても、こうしなくても、別に死ぬわけじゃないし、とか考えてみる。)。
- ああしなくても、こうしなくてもいいか、と思えることを徐々に増やしていく。
というようなことに取り組んでみてはどうかなーと思いました。
同じように、夫がああすべきなのにしてくれない、こうすべきなのにしてくれない、と悩んでいる方がいらっしゃいましたら、
- 他人は変えられない
- 夫婦間に常識は存在しない
という前提に立ち返って、ぜひその悩みからご自身を解放してあげてください。
応援してます!