こんにちは、リコです。
みなさんは、「推し」はいますか?
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「推し」とは
私は、あんまりアイドルとかに詳しくないので、「推し」という言葉を使う機会がなかったのですが、どうやら、
「一推しメンバー」→「推しメン」→「推し」
と短くなっていった言葉のようですね。
goo辞書によると、
他の人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物。「推しの主演ドラマ」
[補説]アイドルグループの中で最も応援しているメンバーを意味する語「推しメン」が流行したことから、多く、アイドルや俳優などについていう。
goo辞書
だそうです。
私にはなじみのない言葉でしたが、人生の大半をおっかけに費やしているので、客観的に見ると、私にも「推し」がいるということになりそうです。
「推し」は離婚協議中の強い味方
・・・で、なんで突然「推し」について語り出したかというと、やっぱりお客様の中にも何人かはいらっしゃるんですよね。
「推しのいる生活」を送っていらっしゃる方が。
なので、「推し」がいることのメリット・デメリットを考えてみました。
「推し」がいるメリット
やっぱり「推し」がいると、生活に潤いが出ますよね。
元気の源
離婚協議は、人によっては何年もかかる熾烈な戦いです。
お互いに相手の人間性に失望することも多く、どうしても気分が落ち込みがちになります。
ですが、そんな時に「推し」がいたらどうでしょう?
推しが尊すぎて、旦那とのことなんか、どうでもいいわ・・・
みたいな感じになって、必要以上に落ち込まなくて済むようになります。
結構夫からひどい目に遭っていて、私からすると、
辛くないかなあ・・・
と心配になるような方でも、「推し」の話をしている時は、イキイキとしています。
弁護士と話が弾む
突然ですが、調停手続というのは、だいたい30分交代で、交互に調停委員と話をする、というものです。
最近は、コロナの影響で、20〜25分交代が目指されています。
ということは、相手が調停委員と話をしている間は、待合室で待っていないといけないわけです。
しかも、一応目安の交代時間は決まっているものの、相手の話が止まらなかったり、調停委員が裁判官と打ち合わせをしないといけなかったりすると、1時間くらい待たされることも珍しくありません。
こういう時に、ずっとシーン・・・ってしてたら、ますます気分が落ち込みそうじゃないですか?
だけど、「推し」がいる人にとっては、憂鬱な待ち時間も「推し」について語れる時間になりますから、ストレス発散になるようです。
もちろん、固そうな雰囲気の年配の弁護士とかだと、そんな話をする感じじゃないかもしれませんが、多分たいていの弁護士は、依頼者さんの話を聞くことに慣れているので、「推し」の話にも快く乗ってくれます。
私はあんまり詳しくはないですが、ミーハーなので、推しトーク大好きです!
私も推しのいる依頼者さんと調停に行く時は、調停委員と話をする時以外は、ほとんど推しトークしてます。
仕事しろよ!というツッコミはなしでお願いします・・・
一人で待っている時間も充実
調停手続は、場合によっては開始時間をずらすこともあるのですが、開始時間が同じだと、どうしても裁判所の入り口とかで相手と鉢合わせてしまう危険性があります。
なので、人によっては、30分とか、かなり早くに来て相手との鉢合わせを回避する必要があるのですが、ここでも推しがいる依頼者さんは、時間を有効活用しています。
嵐の大野くん推しだった依頼者さんは、2020年末頃は、嵐の活動休止でかなり落ち込んでいましたが、年明け間もない調停期日で私が待合室に行くと、何やらうっとりした様子でスマホ画面を見つめているではありませんか。
どうやら、年末年始の間に、大野くんから韓流アイドルグループのメンバーへと、「推し変」(=推しの変更)があったようです。
新たな推しが見つかったんですね!
そうなんですー!!ジャニーズから韓流に来ちゃいました!もうこの彼の歌と踊りがうますぎて・・・!!!
・・・ということで、一人で待合室で待っている間も、新たな推しのミュージックビデオを見ながらうっとりと、この後の調停に向けてパワーチャージをしていたようです。
「推し」がいるデメリット
こうやって見てくると、推しのいる生活にはメリットがいっぱいですね!
反対にデメリットはあるのでしょうか?
お金がかかる
当然ですが、お金、かかりますよね💦
依頼者さんの中には、
全然お金がなくて、生活していくのもやっとなんです!!なのに、夫は全然お金払ってくれないし、ひどい!!!
とか主張しながら、毎回おしゃれなネイルをしてきて、
週末ライブなので、それに合わせてネイルしたんですー♪
とか言ってたりする人もいるので、
そのお金は一体どこから・・・ていうか、お金がないっていう主張の信用性が・・・
と、毎回ヒヤヒヤしたりして。
夫婦円満からは遠ざかる?
これも程度問題なんでしょうけど・・・
依頼者さんを見ていると、やっぱり実在する夫に対する不満やイライラを「推し」に入れ込むことで解消している人が多いような気がします。
きっと、夫=「推し」だったら、最高ですよね。
そこまで行かなくても、
推しも好きだけど、夫も好き❤️
とか、
推しのおかげで、夫に対する不満は我慢できるわ。
とかだったら、夫婦円満に行くんでしょうけど、だんだんエスカレートして、
「推し」に入れ込む→夫不要論に行き着く人も結構多い気がします。
まとめ
・・・だから何なんだって話ですが・・・
無理やりまとめると、
- 適度な「推し」の存在は、夫婦円満の潤滑油になる
- 「推し」に入れ込みすぎると、破綻に繋がる
- それでも「推し」がいると、辛い離婚協議も乗り切れる
という感じでしょうか。
結局、「推し」はいた方がいいのか、いない方がいいのか?どっちなの?
いた方がいいのか、いない方がいいのかっていう問題設定自体が間違ってるわ。
気づいたらいる・・・それが「推し」だもの・・・
好きになろうとして、好きになるものじゃないのよ・・・
・・・ますますどこに向かってるのかわからなくなりましたが、
「推し」のいる依頼者さんって、楽しそうだなー。
と思ったので、書いてみました。
「推し」はいるけれど、夫婦関係も円満に保ちたいという人は、時には「推し」よりも夫を優先する配慮も必要そうですね。