こんにちは、リコです。
最近、とっても嬉しいことがありまして。なんと、
お客様が復縁されたのですー!!!
これまでにも、知らない間に復縁してたりとか、戻ることになりました的な連絡をもらったりしたことはあるのですが、今回は、その場に私も立ち会って正式に復縁❤️
復縁のための合意書も取り交わしちゃったりなんかして、私の気分は仲人さん笑
個人的には、依頼された当初から、
このふたり、すごくお似合いなのになー。
本当に離婚しちゃうのかな?
もったいないなあ・・・
と思っていたので、今回のことは私としても嬉しくて嬉しくて・・・
そんなわけで、復縁ってなかなか難しいものですが、ないわけではないので、この記事では、復縁を願う人に向けて、復縁するためにはどうしたらいいのかを考えてみたいと思います。
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最初にお断りと結論
今回復縁されたご夫婦は、「押してダメなら引いてみよう」という記事で「いい感じに落ち着いているケース」としてご紹介したうちの1組です。
なので、設定としては、
離婚したい!
離婚したくない!
という組み合わせになります。
残念ながら、夫が離婚したくて、妻がこれに応じないケースで、いい感じに落ち着いたり、復縁したりといったケースにはお目にかかったことがないので、今回の記事でも対象外になります。
そして、結論としては、「押してダメなら引いてみよう」という記事で書いたとおり、
徹底的に抵抗するのをやめてみる
ということになります。
以下、具体的に説明しますね。
妻の気持ちを尊重しよう
妻は、色々な葛藤を経て、離婚を切り出したり、別居に踏み切ったり、弁護士に依頼したり、という行動を起こします。
これに対して、
は?なんてことしてくれてんだよ!
ふざけんなよ、お前!離婚なんて絶対に許さないからな!!
なんて態度を取られたらどうでしょう?
私がなんでこんな行動に出たのか、分かろうともしてくれないのね。
やっぱりこんな人とは離婚するしかないわ。
ってなりますよね。
今回復縁された方もそうですが、他にもいい感じに落ち着いたり、復縁したりしているケースでは、いずれも夫側が強い抵抗を見せていませんでした。
離婚はしたくないけど、そこまで君を追い込んでしまっていたんだね。申し訳なかった。僕のどこがいけなかったか、教えてくれないかな?
みたいな態度が返ってきたら、妻としても、
ちょっとは反省してくれたのかな?
って思いますよね。
ちなみに、今回復縁された方は、
妻が弁護士を入れたことで、妻の本気がわかったので、心を入れ替えないと!と、本気で反省しました。
とおっしゃっていました。
「離婚回避の秘訣」という記事に書いたように、通常弁護士を入れると離婚方向に行きがちではあるのですが、こんな形で弁護士が離婚回避に役立つこともあるんですねー。
やっぱりお金が一番重要?
世の中お金が全てだとは思いませんが、やはりお金は重要です。
個人的には、妻から離婚したいと言い出したケースに復縁があり得て、夫から離婚したいと言い出したケースに復縁がないのは、このお金の力の影響なのではないかと思っています。
夫から離婚したいと言い出したケースに復縁がない、というのは、あくまで私が仕事でお目にかかっている範囲では、という話ですが。
やはり、日本ではまだまだ男性の方が経済力がある場合が多いです。
専業主婦の方の中には、夫と離婚したいと思っていても、経済的な理由から離婚に踏み切れない方も大勢いらっしゃいます。
そうだとすると、離婚されたくない夫がまず最初にすべきことは、
十分な婚姻費用の支払を約束すること。
これに尽きます。
は?ふざけんなよ!離婚したいとか言ってる奴に、なんで金なんか払わないといけないんだよ?
と思ったそこのあなた。
そう思うようであれば、とっとと復縁は諦めて、早急に離婚に応じた方がいいです。
なぜかというと、離婚成立までの期間が長引けば長引くほど、婚姻費用という形でお金はどんどん流出していくから。
婚姻費用というのは、子どもに係る養育費に、配偶者の生活費を加えたものを指します。つまり、相手の生活費が上乗せされる分、養育費よりも高額になるんですね。
離婚後は、相手の生活費を支払う必要はないので、養育費だけを払えばよくなります。
やっぱり、相手から離婚を突きつけられた状況で、それでも、
妻と子どもの生活が心配だから、お金はきちんと払うよ。
っていう態度を取れる人自体が、かなりレアなんですよ。
だからこそ、復縁の芽も出てくるというわけなんですね。
「モラハラ夫のラブレター」という記事でも書きましたが、
離婚なんてしたくない!!
でも金は払えない!!
っていうのが、妻からすると、一番、
はあ?まじでないわー。。。
ってなります。
くどいですが、こういう反応をするくらいなら、潔く離婚に応じた方が、ご自身の損失も小さくなります。
子どもに対する態度も妻の気持ちを尊重して
子どもに対する態度というのは、これまでどのように子どもと接してきたかにもよるのですが、ありがちなのは、
俺は父親だぞ!いつでも子どもに会える権利はあるはずだ!!
といって、強引に子どもに会わせるよう要求する態度。
もちろん、そう思うのは当然だと思います。
今までは、帰宅すれば当然に子どもに会えていたわけですから。
ですが、このように強引に会わせろ!と要求された場合にありがちな妻の反応は、
今まで全く育児に協力してこなかったくせに、別居した途端、会わせろってなんなの?
というもの。
会えなくなった途端にものすごく会いたくなるのは、ある意味当然の反応だとは思うのですが、復縁を望むのなら、強引に会わせろ!と要求するのは逆効果です。
特に、
会わせないなら、婚姻費用払わないからな!
っていうのは最悪です。
お金と子どもを天秤にかけるような言動は、裁判所との関係でも絶対NGです。
ここは、気持ちをグッとこらえて、
子どもと会わせてくれたら嬉しいな。
もちろん、会えなくたって大切な妻と子どもだもの。婚姻費用はしっかり払うよ。
というスタンスで臨みましょう。
そして、いざ子どもと会える機会が訪れた場合には、全力で子どもに愛情を注ぎましょう。
まさに、ノーペイン・ノーゲイン。
夫がこのようなスタンスなら、妻側も、
自分の子どもだもん。それは会いたいわよね。じゃあその機会は作ろうかしら。
という気持ちにもなるというものです。
ちなみに今回復縁された方は、幸か不幸か、妻側に、子どもと会わせることへの抵抗感がなかったので、妻が仕事で夫が休みのときには、代わりに保育園のお迎えを夫が担当するとか、可能な範囲で、これまで以上に育児にも協力するようにしていたようです。
まとめ
妻から離婚を切り出され、どうしても離婚したくない場合には、徹底的に抵抗するのをやめて、
離婚回避のポイント
- 妻の気持ちを真摯に受け止めて、反省するところは反省し、
- 妻と子どもの生活が困らないように、婚姻費用は自ら進んで負担し、
- 面会交流についても妻の意向を尊重しつつ、子どもと会えた時は全力で愛情を注ぐ
ということを心がけてみてください。
こんなことができるなら、そもそも妻から離婚を切り出されたりなんかしないと思うけど。
・・・というツッコミはさておき、今回、私がお伝えしたいのは、
離婚を切り出されてからでも、努力次第で巻き返しのチャンスはありますよ!
ということです。
ひとりでも多くのご夫婦が、離婚騒動をきっかけに関係を見直して、新たに前向きな第一歩を進まれることをお祈りしております。
応援してます!