こんにちは、リコです。
最近ある依頼者さんの調停離婚が成立しました。
この依頼者さんについては、分析データを取得していたので、この記事では、バイオリズム分析の観点から夫婦の離婚劇について書いてみようと思います。

溝口式分析学については、溝口メンタルセラピストオフィスの公式サイトをご参照ください。併せてこちらの記事もお読みいただけると嬉しいです。
目次
(元)夫婦の基本情報
溝口式分析に基づいてこの夫婦の状況について記載すると、こんな感じ。
なお、性格分析についてはこちら、バイオリズム分析についてはこちら、マッチアップ分析についてはこちらの記事をご参照ください。
(元)夫B男について
- 性格タイプ:B(完璧主義)
- 生まれた年のバイオリズムポジション:充実
- B男から見たF子とのマッチアップ(相性):人気
ものすごくザックリいうと、ワガママでええかっこしいな人。
本格的な離婚紛争の始まりも、B男が見栄をはったのか、守れるはずもない約束をしたことが発端でした。
もともとB男には、F子が必要以上に素敵に見えてしまうという相性であることも相まって、見栄をはりまくった結果、パンクして可愛さ余って憎さ百倍という状況になってしまったのかもしれません。

もともと離婚を望んだのはB男でした。
(元)妻F子について
- 性格タイプ:F(理想主義)
- 生まれた年のバイオリズムポジション:充実
- F子から見たB男とのマッチアップ(相性):種
ものすごくザックリいうと、ワガママな夢見る夢子さん。
B男はF子にとって、何かと役に立ってくれるありがたい相性なのですが、もしかしたらその存在に甘えて感謝の気持ちが足りず、B男の気持ちが離れていってしまったのかもしれません。
バイオリズム分析にみる夫婦の軌跡
溝口式バイオリズム分析では、下図のとおり、12のポジションのどこに位置するかによって、自身のエネルギーの状態を把握し、行動指針としていくのですが、ここでは、B男とF子の過去のポジションを振り返ってみます。

B男とF子の結婚
お互いに相性が良いB男とF子ですが、いずれ離婚に至る要素はこの時点で存在していました。
というのも、二人が結婚したのは、
- B男の年のバイオリズムポジション:精神
- F子の年のバイオリズムポジション:充電1(背信)
のとき。
B男はメンタル面が疲弊していて適切な判断ができないため大きな決断はしないほうがいいとされる精神の年。
F子に至っては、前年からエネルギーパワーが急降下して、感覚や直感が鈍るため眼鏡違いや判断ミスがつきものの背信の年。
つまり、お互いに、

正常な判断能力のある時だったら、お前なんか選ばなかった!

正常な判断能力のある時だったら、あんたとなんか結婚しなかった!
という可能性があったのです。
別居
もっとも、二人は子どもにも恵まれ、幸せに結婚生活を送っていました。
ただ、B男の方は、常にF子の意見に従わないといけない状況に嫌気がさしてきて、徐々に家に帰らなくなっていったようです。
そして、B男が最初に別居したのは、決定の年。
決定の年というのは、12年のバイオリズムサイクルの中でもっとも重要であると言われていて、今後12年間の青写真を描くべきとされています。
実際には、B男は一度家に戻って、翌年から本格的な別居生活に入ったのですが、おそらくこの決定の年に、F子との離婚を決意したのでしょう。
弁護士を巻き込んで本格的な紛争開始
他方で、F子はといえば、B男がきちんと生活費を入れてくれて、夫としての役割を果たしていてくれるのであれば、外で何をやっていようが、それほど気にしていない感じで過ごしていたようです。
ところが、徐々にF子が要求する生活費の支払が滞り出して、大喧嘩に発展し、双方が弁護士を雇って調停手続が行われることになりました。
本格的な紛争に発展したのは、ちょうど結婚から12年後のバイオリズムサイクルが1周した時期で、B男が精神の年、F子が背信の年。

このように、お互いにエネルギーが低下しているときは、悪感情が強くなって紛争が起きやすいです。
長期化する離婚紛争
B男は離婚したいので、どんどん手続を進めようとしますが、
F子は離婚したくないので、徹底抗戦して引き延ばしを図りました。
だけど、この間、B男のバイオリズムポジションは、上昇→経済とエネルギーが上昇する一方、F子のバイオリズムポジションは、充電2(空亡)→充電3(精算)と低いまま。
私はF子の代理人でしたが、条件的には、裁判まで粘るよりも、今提示されている条件で調停離婚に応じたほうがいいという説得を続けました。
コロナの影響で裁判所が止まったり、手続的な問題で数ヶ月協議が止まったりといったハプニングがあった中で、ある程度長期間、高額の婚姻費用をもらうことにも成功し、F子としても徐々に離婚を受け入れる態勢になって行きました。
離婚成立
そして、2021年に入ってやっと調停離婚が成立したわけですが、離婚成立の日は、B男にとっては、充実の年の背信の月の決定の日の決定の時間帯。F子にとっては、種の年の決定の月の上昇の日の上昇の時間帯。
まだ最終的に条件が詰め切れていない部分もあったのですが、私は朝から、

わーい、やっと今日で終わる!3年間、長かった〜!!
と思っていました。
だって、B男は念願の離婚を達成するのに、F子はシングルマザーとして新たに一歩を踏み出すのにちょうどいいお日柄でしたから。
案の定、B男はちょっとでもお金の支払が少なくなるよう条件変更を求めてきましたが、F子がこれを跳ね除けて、B男もF子の提示した条件で合意することを決めて、調停離婚が成立しました。
この辺りの攻防も、背信の月でちょっと弱っているB男と決定の月でパワーのあるF子の状況をよく表しているなと思います。
まとめ
こうやって振り返ってみると、やっぱり人はバイオリズムどおりに動いているんだなーということがよくわかりますね。
結婚すべきでない時に結婚したから、離婚すべき時に離婚した。
もちろん、過去に結婚すべきでない時に結婚した人たちが全員離婚するわけではありません。
だけど、お互いにこうしたバイオリズムの動きがわかっていれば、より相手の状況や心情、自身の状況や心情を客観的に把握できて、そこから円満方向に軌道修正をかけていくこともできると思うんですよね。
というわけで、現在夫婦円満な方も、そうじゃない方も、溝口式分析学には、夫婦関係を円満にする秘訣が満載です。
もしご興味のある方は、無料診断もできるようですので、ぜひこちらをご確認ください。